２０１７年１月２７日
GCNJ腐敗防止分科会にABCJメンバーが参加し、今後の海外贈賄防止に向けたコレ クティブアクションの可能性について、意見交換を行いました。会の冒頭で、高 橋大祐弁護士、西垣健剛弁護士、國廣正弁護士が、それぞれ「ガイダンス総論」 「贈賄防止の内部統制」「不当要求のケース」について講演し、その後、参加者 の間でグループディスカッションが行われました。ディスカッションを通じて、 「ABCJとGCNJとの間で今後も連携を強化し、海外贈賄防止の機運を日本の企業社 会においても高めていくべきこと」「第三者やM&Aに係わるデューデリジェンス のメソッドなどについて、ガイダンスをより具体化した実務者向けの文書が必要 であること」「文書だけでなく、現地政府関係者に働きかけるための具体的な方 法論を示さなければ、コレクティブアクションは成立しないこと」「そのために は、現地政府当局の人間を巻き込む必要であること」といった重要な示唆が得ら れました。