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国連極東アジア犯罪防止研修所で実施した第27回汚職防止刑事司法支援研修において、ABCJ弁護士4名が講義を行いました。

  • 執筆者の写真: ABCJ
    ABCJ
  • 11月16日
  • 読了時間: 2分

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 2025年11月10日、国際法務総合センター(東京都昭島市)で開催中の「第27回汚職防止刑事司法支援研修」において、ABCJのメンバーが昨年に引き続き講師として招へいされ、「汚職の端緒における弁護士の関与」というテーマで、講義および研修員との意見交換を行いました。

 本研修は、法務省法務総合研究所内の国連極東アジア犯罪防止研修所(UNAFEI)が実施機関となり、各国の刑事司法関係者を日本に招聘し、汚職防止の実務と政策を共有する国際研修で、今年度は10月23日から11月19日までの約1か月間にわたり実施されます。

 講義では、ABCJの稲川龍也弁護士、桒原里枝弁護士、田畑瑠巳弁護士及び松尾宣宏弁護士が、企業不正の内部調査、合意制度(日本版司法取引)を含む捜査機関との協働、さらに具体的事例を交えながら、弁護士が汚職・不正の端緒把握にどのように関与し得るかを多角的に解説しました。

 このようなテーマは研修員の強い関心を引き、講義後の質疑では、合意制度の活用を普及・促進するための方策や、第三者委員会における弁護士の独立性確保の在り方など、制度的かつ実務的な論点に関する質問が相次ぎ、今年も極めて活発な議論が行われました。

 ABCJとしては、2年連続の参加を通じて得られた各国実務者との対話を、今後の日本企業支援や国際協働の活動に活かしていく所存です。

 今回の講義が、各国における汚職の端緒のより早期の把握と、法の支配の一層の強化に寄与する一助となれば幸いです。


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